Getting started

はじめに

ChronoCiteは、技術史の出来事を出典付きで記録した読み取り専用のナレッジベースです。 年号を暗記するためではなく、「どちらが先か」「同じ頃に何があったか」という 時間感覚をつかむための補助線を提供します。

01 / About

このサイトについて

Web・分散システム・クラウド基盤分野の技術史を、日付の精度と出典を保ったまま 辿れるようにしています。すべての出来事に根拠となる資料(多くは一次資料)への リンクが付き、AIが下書きした項目も人間のレビューを経てから公開しています。

次の4つの質問に答えられることを目指しています。

  1. この技術は、何を背景に登場したのか
  2. 発表・公開・標準化・普及は、それぞれいつだったのか
  3. 同じ時期に、別の企業や分野では何が起きていたのか
  4. その日付や関係を裏付ける資料は何か

02 / How to use

3つの使い方

ストーリー — 順番に読む
編集部が選んで並べた読む順番です。何から読めばよいか迷ったら、 まずストーリーを1本通しで辿るのがおすすめです。
探す — 調べて確かめる
技術名・略称・RFC番号で検索し、年代やTopicで絞り込みます。 一覧から詳細ページへ進むと、由来の系譜図・関連する出来事・出典を確認できます。
年表 — 同じ時代を眺める
Topic別のレーンで「同じ頃に何があったか」を見ます。レーンを2〜4本に絞って並べることもできます。表示密度を「遠景」にすると10年単位の流れが見えます。

ストーリーを1本読んだら、次に試してほしいのが年表の「自分の時間と重ねる」です。 生まれ年を入れると各出来事に自分の年齢が注記され、年号が自分の時間に変わります (入力はブラウザ内だけで処理され、送信されません)。今日の技術史は、日付が分かっている出来事を 月日のカレンダーで眺める入口です。

日付や関係の根拠を確かめたいときは、各ページの出典リンクか出典索引へ。記録のルール自体は記録方針にまとめています。

03 / Time sense

時間感覚の癖

歴史の記述と人間の記憶には、時間の網を歪める癖があります。これは読者だけでなく、 記録している私自身も免れません。ChronoCiteの機能は、代表的な癖への補助線として 設計されています。

点化
提案から普及までの過程がひとつの年号に潰れる癖。発表・preview・GA・非推奨を 別々の出来事として分けて記録しています。
レーンの分断
自分の分野の年表しか持っていない癖。Topic別レーンと並置比較で、 別分野の同じ年を横に見られるようにしています。
経験以前の平坦化
キャリア開始前の時間がひとかたまりの「昔」になる癖。遠景表示と対照アンカーで、 昔の中の距離感を取り戻せるようにしています。
他人事化
年号が自分の人生と接続せず暗記物になる癖。生まれ年からの年齢注記で、 出来事を自分の時間に重ねられるようにしています。

癖の全体像と各補助線の出典は記録方針の「時間感覚の癖と補助線」で説明しています。

04 / Glossary

よく出る用語

Entity / Event / Source
技術そのもの(Entity)、日付を持つ出来事(Event)、根拠となる資料(Source)の 3種類でデータを分けています。
ストーリー
編集部が選んで並べた読む順番。途中で別のストーリーに乗り換えられます。
対照アンカー
iPhoneの発表やゲーム機の世代など、多くの人の記憶に残っている出来事。 技術史の出来事と自分の記憶を突き合わせるための目印です。
ランドマーク(表示密度)
全体表示でも出す代表的な出来事。歴史的重要性の絶対評価ではなく、 画面の情報密度を編集部が調整するための属性です。
レビュー済み
人間が出典を確認してから公開している状態。AIが下書きした項目も このゲートを通るまで公開されません。

05 / Teaching & writing

教える人・書く人へ

研修や講義では、ストーリーをそのまま骨子として使えます。 各出来事のページに根拠資料へのリンクと参照位置(locator)が付いているので、 受講者に配る根拠リストを短時間で組めます。

記事やスライドで引用するときは、推奨引用形式に データ版とリビジョンを含めてください。ページのURLは安定しており、 機械可読な版付きデータセットも配信しています。

誤りを見つけたら修正提案から知らせてください。 異説は既存の記録を消さず、別の説として併記します。

06 / Coverage

収録範囲と限界

現在の収録範囲は1977から2022-11-30までの出来事です。 網羅を先に約束するのではなく、出典を確認できたものから育てています。 系譜図や年表の空白は「何もなかった」ことを意味しません。

収録の判断基準と非掲載の基準は記録方針の掲載基準を 参照してください。